井笠バスがながい歴史を閉じて、ひと月近くなりました。
あれほど賑やかに歩きまわってた愛好家たちの姿も消え、
経営も新体制に移行して、ぱっと見は、なにもなかったか
のように赤白のバスが、今日も元気に走っています。
店内で感じられるのは、大きな車両が減ったせいか、
マンホールを横切る時の「ドーン」という振動音が
激減したというあたりです。
世相を斜め読みなさる方にとっては、異論があると思いますが、
市内の各地区の高齢者にとっては、便数やルートに
強い要望があることは、いうまでもありません。
非経済的なタテマエの話ではなく、市内の循環を担っているのは
なにも運転できる若い方ばかりではないのですから。