笠岡市 めがねと補聴器専門店・ツザキが お店の日常と 小さなまちでの活動などを綴ります

2017-07-31

空 (うつ)


何かが終わると何かが待っている、という夏の、皆さんにもよくあるスケジュールでしたが、おかげでケガもなく、スタミナ切れもまあまあな^^月末となってしまいました。そろそろ超遅刻の同窓会の案内と、大嫌いな日本年金機構の算定基礎届にも手をつけましょうかねぇ...

今日のような日記的な記事まで読んでくださる奇特な方も少ないですが、一方で、気合を入れ、手間をかけた長文も、日の目を見ないことも多々あります。逆に、取材や撮影が慌ただしさに押されて十分でないのに、リンクに取り上げて下さる方の注目度が高い場合は、思わぬ膨大なアクセスをいただくこともあります。

よくできたと思う写真や文章が、多く届くかどうかは、たとえば、コンサートの内容と動員にも似た相関があるようにも思いますね。でも、小さく届いても意義があるときはありますから、人の数や規模に一喜一憂しないようにしなくては...

ちょっとだけええカッコはこらえてもらって、来る暑い八月も書き進んでいくとしましょうか。


2017-07-30

Suzanne Ciani Live in Berkeley 2017

 

モジュラー・シンセを自在に操るSuzanne Ciani の、直近のライブパフォーマンス。

繰り返されるシーケンスが細かく変化していく様は、一音一音の充実も素晴らしく、繊細で予測のつかないスリリングなもの。

もったいぶった素振りでプレイバックするような疑似即興音楽ではない、ピアノを演奏するかのような呼吸感と、エレクトロニクスとの長いキャリアに温められた、慈愛を感じる音空間を夏の夕べのチルアウトにどうぞ。

ところで本当に71才なんですか...



2017-07-29

地元愛を引き継ぐもの


昨晩は「小中一貫校について市長と語る会」に行ってきました。

感想や意見については、アンケートに「よくわからない」「考えてみます」と記したのがぼくですので、よろしく願います。

市長の小中一貫校を導入する具体的な理由は、主として笠岡市の人口減少への対応を踏まえてのもの、と受け止めました。

また、全国的な流れに乗って一貫教育を進めていく以上、なんらかの設備の補強はいるのだから、国の助成を積極利用できる時期は今だと、市長が政治的に判断している部分は、よく理解できました。各自治体においていつそのスタートを切るべきかは、迅速で客観的な判断がいるように思います。

またそれは自らの選挙においての公約ではなく、市長就任後の所信として打ち出したものなのだから、反対が多数(過半数と表現)であれば、案を引き下げるという言葉もありました。誰の反対をどうやってカウントするのか、という具体性はともかく市民が望むものでなければ、押しつけはしないという姿勢は潔いと思います。

それでも、日夜、とても地味な努力を続ける教育の現場からは批判が相次いだこともまた、自然かと思います。具体的事例を伴った現場のより大きな負担増、費用対効果の疑問視などが中心となった意見には、目論見としての人口増であるとか、行政のスリム化といった観点は全く見られないほど、争点がすれ違っていたように思います。

時にオピニオンの押し出しを必要とする政治の場が、正反対ともいえる教育の現場に折り合いをつけ、理解を取り付ける歩み寄りは必要です。激しいやり取りの上では、悪者役になっている市長ですが、辛抱に現場の意見に耳を傾けている様子に、言い放った辛辣な言葉を飲み込んだ質問者もいたようにみえました。

他ならぬぼくも先日のミーティングで、情報の錯綜に不満をぶつけた口ですが、市長の誠意ある言動に、本件への並々ならぬ意欲を感じ直した次第です。

ただ、地域で自営しているものの率直な意見としては、教育の基盤整備と地域の振興や定住を絡める発想は、いささか飛躍が大きいです。これほど大規模な区画整理が完成しても、その市への財政効果は限定的なものであり、本件よりずっと大きなお金のフローが見込まれる大学の誘致といったレベルであっても、地域デザインが書き換わるほどの時代は過ぎたように思います。

加えて、今回の意見の主役たる親たちの、生活者・消費者としての経済的なアティチュードは、小さな店をしていても、実にシビアに身に沁みます。そんな彼らが、教育のために住む場を選び、それにこたえた子どもたちの、いったい何人が故郷を捨てずに継続的な地域の力となっていくことになるのかを期待できるのでしょう。そもそも、ほとんどの親はそういった視座から子育てと地域へのつながりを考えていないと思いますが、いかがでしょう。


2017-07-28

笠岡音楽祭 ポスター



割と急に決まったのだなとは思うのですが、「笠岡音楽祭」が催されるとのことです。

2017年8月5日(土) 開場 13:30 開演 14:00
場所 : 笠岡市保健センター2階 ギャラクシーホール
(笠岡市十一番町1-3)

春にお世話になった、笠岡吹奏楽団の皆さんも出演されます。




 2017/07/03 revisited 詳細リフレット追加しました

2017-07-27

1/4000秒の夏


容赦ない日差しの中で 吹き出し続ける噴水は ただの一度も同じ姿を留めない


2017-07-26

ワークショップのマジック


笠岡地区まちづくり協議会 29年第4回役員会へ出席しました。

暑い頃の役員会は、実際、準備や工夫がいるわけです。時期的・形式的なことに終始しなかった総務や事務局の皆さんの努力には、頭が下がる思いです。アチーのに

とはいえ、15:30に終了と聞けば、ふわ~と軽く幻惑される夏の朦朧感(どうだ書けまい;-)になんとか歯向かうつもりで始まったワークショップ。...終わってみれば16:00ちょうどというなかなかの座持ちの良さに、けっこう感動してしまいました(個人の感想ですケド笑)

ランダムに並んだアンケート結果が、役員の手によって5つずつ選び取られるだけの手法で、なんらかの方向性を持つのは象徴的です。何年にもわたって継続的にまち協という一つのテーマに括られている間に積分していく思考が、糸口をつかむ瞬間なのでしょうね。

そういう目で見ると、「合理的にならない、みんな我慢する」という説教臭いご意見も全面的に同意できないけど、ま、そりゃそうかも、とか思えてしまいます。


2017-07-25

Diego Jascalevich (CHARANGO) 広島県内各公演 のご紹介



ジャンルや演奏空間を縦横無尽に駆け巡る広島の箏奏者・木原朋子さん、ディエゴ・ヤスカレービッチ(チャランゴ)との、この夏の県下入魂ツァー(他に山梨もあるそうですが)!

備後地区は    福山公演・福山2DAYS!!!


8月9日(水)
▪️福山 創菜酒膳「肴蔵」
17:30 開場 20:00 開演
ディエゴ・ヤスカレービッチ(チャランゴ)、中野 力(ベース)、河野直博(パーカッション)、木原朋子(箏)
3500円 (ドリンク別)
予約・問い合わせ : 肴蔵 084-922-6026

8月10日(木)
▪️福山 福寿会館(福山城の横)
14:00〜16:00
ディエゴ・ヤスカレービッチ(チャランゴ)、中野力(ベース)、河野直博(パーカッション)、木原朋子(箏)
大人 1500円 学生800円
親子ペアチケット 2000円
箏体験も予定しています


こちらは広島 Live Juke

2017-07-24

茶一点

さきほど近所で、数年ぶりにお目にかかった方(くだくだしい言い回しは女性であることを表している)と、いやいやと、うやうやしくお話をして帰る歩道で、本日は11時にピタリと鳴きやんだクマゼミ、爆発的な斉唱の途切れた静けさの中、「ジー」と一匹だけ発音の違うセミがいます...。

ここらの木には珍しい、アブラゼミです。少年時代には一番よくいた&採ったセミでしたが、街中にあってはクマゼミの圧勝でまあ姿を見ません。


よもや、見慣れない方が連れてきた、ということでもないのでしょうけど・笑


2017-07-23

ドビュッシーとの散歩/青柳いづみこレクチャーコンサートへ

カワイ広島1F コンサートサロン パーチェ リハ中

珍しく録音と撮影のお手伝いではない、コンサートの裏方に行ってきました。受付とCD・書籍販売のお手伝い、わりと平生はそこをサポートすることがなくて、結構緊張しました...。

まあ、販売は毎日の仕事ですが、自分の店とはアティチュードは一緒ではいけないですし、お金を扱う上でのご迷惑をかけないようにするのが、とりわけ大事ですから。

上級のピアノ演奏者にとって、拍やアーティキュレーションに関わる意識づけやTipsの伝授は、とても意義深いこととおもいますが、一音一音を曲の流れの中でいかに響かせるか(あるいは響かせないか)という、準備の大事さを教わるような“レクチャー”でした。

ぼく自身は、以前からお顔だけはわかっている方ともお話ができたりで、人とのつながりの上でも、次々と収穫がありました。あと今後のこの会場でのコンサートの録音・録画の収録等についても、機材的な見通しが立ちやすくなりました。メモ写真も残しましたが、頭にしっかり焼き付けとかなくっちゃ。


2017-07-21

笠岡よっちゃれの夜2017 車両通行規制について



当日13:00-24:00 交通規制が行われています 

臨時駐車場は笠岡小学校です

私どもは通常営業しております。

市営駅前駐車場等をご利用の上、徒歩にてご来店いただけますと、幸いです。


フリーダイアル 0120-62-2815 



2017-07-20

らせんに残る


もう何年前から家にあるのだろう、この貝は。南の海に流れ着いた貝の、その美しい色あいは、時が経ってもさほど変わっていないようにおもうのだが、比べるすべもない。

ホコリを流そうと手に取ると、中から丹念に折りたたまれたキティのメモ用紙が、出てきた。文字は何も書かれてなく、鉛筆の先で「ちょん」と打った点だけが残っていた。

貝に耳を当てれば、遊びに興じて響く声が聞こえるだろうか。



2017-07-19

梅雨明け宣言


少しでも この暑い星から 離れようとする 宇宙人たち


2017-07-18

波が洗う柱


目の前に巻く 波や流れに 
柱も ざわざわと啼く 

信念や習慣に依らず 
直感を妄信せず 

底のない大地に 
ぼくは生きる


2017-07-17

平井千絵 フォルテピアノ・リサイタルのご紹介



平井千絵 フォルテピアノ・リサイタル

日時:2017年9月9日()14:00開演(13:30開場)
会場:日本キリスト教団福山東教会(〒720-0052 広島県福山市東町1-2-8)
入場料:予約・前売¥4,000 当日¥4,500 全席自由


プログラム

カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ: 専門家と愛好者のためのロンド付きピアノ・ソナタと自由な幻想曲 第6集Wq.61より第6番 ”ファンタジア” ハ長調

ハイドン:ソナタ Hob XVI/40 G-dur 1784

モーツァルト:ソナタ KV281 B-dur 1775

スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K.481 L.187

ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII:6

ほか

お問い合わせ:福山フォルテピアノ愛聴会
E-mail:fortepiano170909@gmail.com
TEL:090-5207-4725

主催:福山フォルテピアノ愛聴会
後援:ジャズ大衆舎

清らかで親密性のある空間でフォルテピアノによる作曲家の語りを聴いてみませんか。
皆様のご来場をお待ちしております。