もう昨年の暮の事になりましたが、ご縁があってCanon F-1(F-1改・F-1Nと呼ばれるタイプ)を買い戻しました。8年ほど前に手放した時の1/5以下のお値段でしたが...。
その売却の時、ボディ裏のネームプレートだけ手元に残していて、それが呼び水になったのか、再び本体が出戻ってしまったわけです。幸運にも、今回のほうが状態が良くて、シリアル(最終番に近い)も新しいためか、よく聞く露出計の不具合もありません。
デジタルへ移行する中、もうFDレンズを使い続けることはないだろう、という判断でシステムをすべて売却したのですが、ミラーレスでまたFDレンズ群が(補正レンズ無しに、場合によってはフルサイズで!)使えることになるなんて、当時は想像もできませんでした。
ただ、それらは再び持とうとは思いません。デジタルにはデジタルに特化したレンズが開発されているし、それらに十分満足できます。film機で散発的に使う程の数本のレンズがあれば、大丈夫^^
そんなわけで、85/1.2Lのような豪奢なレンズももういいのです。肩肘を張らずに付き合える旧い友人が、ふらり家を訪ねてくれたという、そんな気分...。