玉摺機がメンテナンスを終えて、帰ってきました。使い勝手の優れた新しい機材も入れたくはありますが、もうしばらくこの方とお付き合いしてみようと思います。
メーカーのテクニシャンが見ると、実務の我々が思っているところとは違うところに手が入るものです。こうした機械に対する理解や愛情というのは、一筋縄ではいきませんね。
新しい機械は機能も豊富で、音も静かです。一方に、この機械での作業に馴染んだぼくがいます。
レンズの枠入れには、カーブを含めた素材とのバランスがあると思い続けています。なのでサイズがあっていればよし、という考え方には同調しかねますが、電子部品の塊たる昨今の機械での作業フローが、目をつむっていても感じるような指先の習熟を拒む部分は増えています。