お昼から、福山市・しぶや美術館新館で行われた、神野靖子さんのクリスマスコンサートを聴きに参りました。
明日13日も同じ場所・時間となります。アットホームな雰囲気の中にも、聴きどころが満載のコンサートです。この時期の恒例だそうですが、この度、はじめて伺えました。
しぶや美術館は、僕にとってなじみのある延広教会を少し過ぎて交差点を曲がるだけのことなのですが、これまたはじめてでした。
二部構成で、第一部は「待ちぼうけ」、「日本の笛」抜粋で4曲、といった日本歌曲が続きます。短い一曲ごとにとても曲想が違うのですが、言葉は跳躍し、実験的な歌曲とも感じます。「野焼きの頃」が印象に残りました。
ここからはリクエストによる選曲で四曲。くちなし(詩/高野喜久雄 曲/高田三郎)や、「さびしいカシの木」の、抑制のきいた静かで深い感情移入に心が揺さぶられます。佳曲「落葉松」で、第一部が終了しました。
お茶をはさんで^^、第二部。ジブリ・コレクションが四曲。「いつも何度でも」ではなく「いのちの名前」をセレクトする感覚がニクイです~。ここから「一本の鉛筆」へ静かに繋がるあたりは鳥肌でした。「一本の鉛筆」に込められたメッセージも、やはり今年だから意義がある。イデオロギーを振りかざさず伝えたかったテーマをじっくり聴かせていただきました。
ピアノソロで、戦メリです^^。連弾予定だったのに、ああ、それでオブリガードがないんですね、お大事に。またいつか、フルバージョンが聴かせていただけたら、嬉しいです。
「きよしこの夜」のような、誰もが知っている曲で、自然に感動ができる自分に驚きました。いいものですね、クリスマス^^