加工機でのレンズ加工をブレずにささえる重要なパーツの一つが、この「サクションカップ」です。色々な形状があるようですが、総合的に見て私どもは、この古式ゆかしい^^ノーマルな丸型を採用しています。
昨日の受注分から早速使用! |
加工機の軸にレンズを装着するたびに、かなりの力で圧着されているため次第に柔らかくなります。この柔らかさが切削時の軸の回転ズレにつながると、いただけません。
カーブの強いレンズ用には、わざわざ柔らかいタイプもありますが、基本はコチラかと思います。
大小2種類あります |
以前使用していたWECOのFormTracerの引き出しに入れています。同機は25年前、日本に三台しかなく、西日本には私どもの一台だけの存在でした。その後、国産機のトレーサー部分の精度は飛躍的に上がり、その役割は過去のものになりました。とはいえ、加工機本体が生み出す美しい仕上げヤゲンは、とてもレンズのホールドが良く、余程ネジが緩まない限り、レンズが脱落する事故がなくなりました。
地味な部分が、めがねの質をこうして決めていきます。それは今も変わらないと思います。
フリーダイアル 0120-62-2815