先日から、メインスイッチを切っても電源が落ちないトラブルが発生していた、私どもの玉すり機、TOPCON ALE-5000。
メーカーの許可を得て、カバーを開きました。
パーツは飛び石連休明けに発送なのですが、ひとまず交換が必要なパーツの位置と手際を確認するために、開腹です。同機とはすでに長い付き合いになりますが、本体の機械的なトラブルは皆無だったので、初めて内部を見ました。整理されたアッセンブルで意外と部品の点数が少ないです。以前はWECOを使っていたので、こじんまりした感じすらします。
もうひとつのメンテナンスは、寒い時に発生する異音です。 メーカーからFAXで送られてきた対処法はレンズのチャッキングの軸への注油でしたが、実際には軸のチャックそのものでなく、更に奥の下にあるステージ全体を動かすシャフトのグリス切れで鳴いていました。
いずれも、少量のグリスアップで、とても静かに動きはじめました。
手が届きにくいですがグリスのさし過ぎには注意です |
これが今回のメインの修理パーツですので、大したことはありません。爪を押さえながら外して、新しいスイッチに換装すれば終了でしょう。あさってまでお預けですね。
以前の玉すり機に比べると、実際に店頭でメンテナンスできる部分は構成が集約されているので、早い話“できるかできないが”がはっきりしています。
メーカーのメンテ部門も、以前のように関西サービスセンターがありませんので小回りがきかず、中央より遠い地方の出張修理はメーカーにとっても、不採算で頭が痛いことだと思います。私どもは平気ですよ、時間も技術もやる気もありますから。どうやら協働でいかなくてはならないのは、行政関連だけではなさそうです。
フリーダイアル 0120-62-2815