ああ、それはあそこだ、と思われた方は筋金入りのGMTでしょうね。
たばこ屋さんは、昔のツザキの斜め前にもあったのですが、
タイルがこんな色をしていたような記憶が、ほのかにあります。
たばこ切れている方が、ワナワナしながらもすぐ探せるようにと、
ワリとC.Iが推進された業種だっんでしょう、古くから。
店の外から銘柄が選べるように工夫された、出っ張りとカーブ。
すぐ小銭が広げられるであろう、ガラスケースの高さ。
お年寄りの店番であっても護身できそうな奥行き、などなど、
その動線への意識は、侮りがたい洗練度合いです。
かつての人通りの多さを象徴した設備ですが、この景色も
取り壊しのために、あとわずかで消え去るんだそうです。