楽遊会(らくゆうかい)弦楽四重奏団のハイドン三昧
若松 夏美(1st ヴァイオリン)
荒木 優子(2nd ヴァイオリン)
成田 寛(ヴィオラ)
鈴木 秀美(チェロ)
都内某所のある寺にハイドンをこよなく愛する住職がおられる。そこに作られた講話室《拝鈍亭》で行われる室内楽シリーズ《楽遊会》は全てがハイドン作品に限られる。室内楽の中核を為す弦楽四重奏をそこで演奏するべく、◯十年の付き合いの同級生が2組集まって《楽遊会弦楽四重奏団》が作られた。オリジナル楽器によるバロック音楽を長年経験して来たことにより、時代様式に即した音楽言語を共有していることが彼等の大きな特徴である。基本的活動は拝鈍亭に於いてのみ、稀に他の会場にも出没する。2021年より第二ヴァイオリンが荒木優子に交代したが、彼女もまた長年音楽を共にしてきた仲間である。(鈴木秀美)
[福山]5月5日(木・こどもの日)
リーデンローズ 小ホール
開演19:30(開場19:00)
一般:予約・WEB・前売¥3,500 当日¥4,000 障がい者・25歳以下75歳以上:¥2,000
主催:ジャズ大衆舎 070-5304-6588 jazztaishusha@gmail.com
[広島]
5月6日(金) 広島市東区民文化センター小ホール
開演19:00(開場18:30)
一般:前売¥4,500 WEB¥4,200 当日¥5,000 25歳以下:¥2,000(当日のみ)
主催:ファンバーレコンサーツ 080-6341-6734 office.v.b.concerts@gmail.com
[島根・江津]
5月7日(土) 旧江津市水ふれあい公園「水の国」アートギャラリー室
開演:14:00(開場13:30)
一般:前売¥4,500 WEB¥4,200 当日¥5,000 25歳以下:¥2,000(予約・当日)
主催:ノブ・シオダ・メモリアルコンサート実行委員会
080-4018-4180 nobu.shioda.memorialconcert@gmail.com
共催:川越まちづくり協議会
ハイドンの交響曲や弦楽四重奏曲は、コンサートではいつも前座扱いされてばかりで、音楽ファンの中にはしょぼい印象を持っておられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実は、ロマン派的な表現様式では決して立ち現われることのない、小粋でチャーミングな音楽の宝庫なのです。この演奏会では、そんなハイドンの秘められた魅力を、最高の演奏団体によって、ご一緒に味わいましょう。もちろん、オリジナル楽器(作曲家と同時代の楽器)を用いての演奏です。
演奏曲
ハイドン(1732-1809)
弦楽四重奏曲 ハ長調Op.20-2 ニ長調Op.20-4 ト長調Op.76-1
演奏者
若松 夏美 Natsumi Wakamatsu 1st violin
仙台市出身。桐朋学園大学座学中より古楽に興味を持つ。オランダ、デン・ハーグ王立音楽院卒。ヨーロッパの古楽オーケストラのメンバーとして数々の演奏会、録音に参加した。現在、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカのコンサート・マスター。東京芸術大学古楽科非常勤講師。
荒木 優子 Yuko Araki 2nd violin
桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部卒業。卒業演奏会に出演。同大学研究科修了。「バッハ・コレギウム・ジャパン」「オーケストラ・リベラ・クラシカ」「レ・ボレアード」など多数の古楽オーケストラのコンサートやCD録音に参加している。神奈川県立相模原弥栄高等学校非常勤講師。
成田 寛 Hiroshi Narita viola
新日本フィル ヴィオラTutti奏者、新星日響及び東フィル首席を経て現在は山形交響楽団の契約首席奏者を務める。また、楽遊会弦楽四重奏団をはじめ様々な室内楽やオーケストラ・リベラ・クラシカ、バッハ・コレギウム・ジャパン等のメンバーとしても活動している。山形大学客員准教授。
鈴木 秀美 Hidemi Suzuki cello
オーケストラ・リベラ・クラシカ主宰。文化庁芸術作品賞、第37回サントリー音楽賞、斎藤秀雄メモリアル基金賞等を受賞。演奏・指揮・執筆等多方面に活躍。神戸市室内管弦楽団音楽監督、山形交響楽団首席客演指揮者。東京音大客員教授。東京藝大講師。