笠岡市 めがねと補聴器専門店・ツザキが お店の日常と 小さなまちでの活動などを綴ります

2016-04-20

▼左右で異なる目の幅に▲



待望のトライアルフレームが、今日届きました。

従来のこういった度数決定用フレームは、目と目の幅(瞳孔間距離・P.D)が左右で異なる場合、細かい設定ができませんでした。

“遠くだけ”や“近くだけ”の度数を決める場合では、さほど差はないですが、境目のない遠近両用(累進多焦点レンズ)を選んでいく時には、テストレンズの性能が出しきれないため、こうしたフレームが必要となります。

海外製品には前からありましたが、重量も重く、高価...。今回、“UniV”(ユニブ)と名づけられたこの国産品は軽量、その上、耳の後ろ側も工夫があって、何枚もレンズを重ねて重くなるような度数でも、安定した掛け心地で測れます。


僕自身、左右でかなりのP.Dの差があり、いい実験台^^ではありますが、特に中間距離(1メートル程度)に視線が入ってくるあたりで、見え方の違いが従来にないほど、明瞭に確認がしやすくなりました。

一部の眼科さんの処方箋も、遠近両用については左右別々のP.Dになっているケースも出てきています。デリケートな遠近両用レンズの処方では効果的なので、こういったフレームともども、今後浸透していくのではないでしょうか。