笠岡市 めがねと補聴器専門店・ツザキが お店の日常と 小さなまちでの活動などを綴ります

2013-12-05

大井浩明ピアノ・リサイタル・シリーズ「古典の前衛・前衛の古典」その1

大井浩明ピアノ・リサイタル・シリーズ「古典の前衛・前衛の古典」その1

大井浩明 (C)堀田正矩

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調作品106〈ハンマークラヴィーア〉(1818)
寺内大輔《委嘱新作》[piano solo](初演)
シュトックハウゼン:ピアノ曲Ⅹ(1954/61

大井浩明:ピアノ(ベーゼンドルファー・インペリアル・モデル275

20143月8日() 開場14:00  開演14:30
リーデンローズ小ホール福山市松浜町二丁目1-10  084-928-1800

鑑賞料:一般 ¥3,000-
    学生・未成年者 ¥1,000-

主催:コンセール・ジャズ大衆舎「都会と犬ども」
      080-5480-2966(土日祝または平日夜間)
切符のお求めは、jazz inn dootojazz&smoke LOFTBoogie Man’s Café POLEPOLEles enfants terribles,などのお洒落なカフェ,およびスガナミ楽器,リーデンローズチケットセンター,メガネのツザキ(笠岡)にて


大井浩明(おおいひろあき)
 京都市出身。スイス連邦政府給費留学生ならびに文化庁派遣芸術家在外研修員としてベルン芸術大学(スイス)に 留学、ブルーノ・カニーノにピアノと室内楽を師事。同芸大大学院ピアノ科ソリストディプロマ課程修了。また、チェンバロと通奏低音をディルク・ベルナーに 師事、同大学院古楽部門コンツェルトディプロマ課程も修了した。アンドラーシュ・シフ、ラーザリ・ベルマン、ロバート・レヴィン(以上ピアノ)、ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(バロック・オルガン)、ミクローシュ・シュパーニ(クラヴィコード)等の講習会を受講。
 第30回ガウデアムス国際現代音楽演奏コンクール(1996/ロッテルダム)、第1回メシアン国際ピアノコンクール(2000/パリ)に入賞。第3回朝日現代音楽賞(1993)、第11回アリオン賞奨励賞(1994)、第4回青山音楽賞(1995)、第9回村松賞(1996)、第11回出光音楽賞(2001)、第61回文化庁芸術祭新人賞(2006)、第15回日本文化藝術奨励賞(2007)等を受賞。
 これまでにNHK交響楽団、新日本フィル、東京都交響楽団、東京シティ・フィル、仙台フィル、京都市交響楽団等のほか、ヨーロッパではバイエルン放送交響楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン(パリ)ASKOアンサンブル(アムステルダム)、ドイツ・カンマーオーケストラ(ベルリン)、ベルン交響楽団等と共演。「ヴェネツィア・ビエンナーレ」「アヴィニョン・フェスティヴァル」「MUSICA VIVA」「ハノーファー・ビエンナーレ」「パンミュージック・フェスティヴァル(韓国・ソウル)」「November Music Festival(ベルギー・オランダ)」等の音楽祭に出演。仏TIMPANIレーベルでの『クセナキス管弦楽全集』シリーズには2002年から参加、アルトゥーロ・タマヨ指揮ルクセンブルク・フィルと共演したCD《シナファイ》はベストセラーとなり、ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジック“CHOC”グランプリを受賞した。2004年秋には第2協奏曲《エリフソン》世界初録音が同レーベルからリリースされた。
 近年は歴史的鍵盤楽器による古楽演奏にも力を入れ、初期バロック音楽を中心としたチェンバロ・リサイタル、委嘱新作を含むオルガン・リサイタル、《平均律第1巻》《同第2巻》《フーガの技法》全曲によるクラヴィコード・リサイタル、モーツァルト・クラヴィアソナタ全17曲によるフォルテピアノ・リサイタル等を行っている。 2006年秋には、日本モーツァルト協会例会にて寺神戸亮指揮レ・ボレアード(古楽器オーケストラ)とフォルテピアノで協奏曲(KV453)を共演すると同時に、グラスハーモニカ作品(KV356/KV617)もオリジナル楽器(Finkenbeiner, 430Hz)で紹介、その成果により第61回文化庁芸術祭新人賞を受賞した。2008-2009年にかけては、ベートーヴェン:クラヴィアソナタ全32曲ならびにリスト編交響曲全9曲を、時代順様式別の9種類のフォルテピアノで弾き分けるシリーズ(全13公演)を開催、NHK-BS「クラシック倶楽部」等で紹介された他、ライヴ盤はENZO/King Internationalレーベルからリリースされており、またi-Tunes Storeでも公開中である。
 2010年からは、東京で作曲家個展シリーズ「Portraits of Composers (POC)」を開始、初年度は同年齢/同学年の作曲家5名(野村誠、山本裕之、伊左治直、杉山洋一、田中吉史)の全ピアノ曲と併せて、松下眞一(没後20周年)《スペクトラ集》全6曲世界初演や平義久(歿後5周年)全ピアノ作品、松平頼則(歿後10周年):組曲《美しい日本》40年 ぶりの公開舞台初演、松平頼暁(生誕80周年)の《練習曲集》《トランスフォーメーション》世界初演等を行った(第1回~第5回公演)。次年度は増幅モダ ンチェンバロも用い、クセナキス(歿後10周年)、リゲティ(歿後5周年)、ブーレーズ、シュトックハウゼン(歿後5周年)の全鍵盤作品(各回に日本初演 作を含む)のほか、尹伊桑/姜碩煕/朴泳姫/陳銀淑の全ピアノ曲を同時に取り上げた(第6回~第10回公演)。ケージ生誕100年にあたる2012/13年度には、ケージ《南のエチュード》全32曲ならびに《易の音楽》通奏日本初演、シャリーノ:ピアノソナタ全5曲通奏日本初演ほか、ラッヘンマン・ホリガー・ファーニホウ・実験工房同人をフィーチャーした(第11回~第15回公演)。
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