後楽園 |
浅い池で、しかも水はきれいとなると、小さな鯉は狙い来るサギたちにとてもかないません。耐え忍び、ある大きさになると、さすがに鳥たちも簡単に喉を通らないので、次のステップに進んでいきます。
今朝、ボンヤリお寺の放生池を見ていて、ウチの卒業生が残念ながら全くいないことに気づきました。果たして、大きくなれ、と放したことが良かったのかどうか...。その結果を見る限りは、立ち尽くしてしまうわけですが、放生池にもまた、大きく育っていく鯉は何匹もいます。
優雅な彩で池を巡る鯉にも、何度も岐路はあったはずです。着せ替え人形の錦では、力強い美しさは備わらないから、養鯉業者も池に運命を託すのでしょうね。