以前気になっていた、石柱の文字を見に行ってみました。
そのかわり、魚の姿も全く見当たりません。さみしい光景です。
この辺りをよく通られる方にも、川の中からの景色は、見慣れないものでしょう。もし行かれる時は足元をしっかり気をつけて、転ばないように。
JRの鉄橋の真下にその石柱はあります。刻まれていた文字は、なんと“平安橋”です。 |
橋脚あたりに見られる30センチ程度の杭のようなもの。何のために? |
現在“平安橋”(へいあんはし)と呼ばれているものは、JR鉄橋より40メートルほど川上のところにある、昭和の最後に掛けられた新しい橋のことです。この場所に、井笠鉄道と道が並走して橋がかかっていましたが、今は広い橋一本になっています。
橋の幅からもこの道標を置くところがなくなり、管理できず破棄されたものかもしれませんが、なんとかならないものでしょうか、無造作な扱いに胸が痛みます。
また、JRの鉄橋には川の名も“鬮場川”となっていますが、くじば川とは、誰が呼んでいるのでしょうか、耳にすることもなく不思議です。
“くじば”は元々「公事場」と表記されていて、天領となる以前の、水野公領有時代の名前だと考えている方もおられます。