笠岡市 めがねと補聴器専門店・ツザキが お店の日常と 小さなまちでの活動などを綴ります

2015-01-18

平安橋

笠岡地区の真ん中を流れる隅田川、寒い時期は、とても水が澄んできて、川底の汚れも少なくなります。

以前気になっていた、石柱の文字を見に行ってみました。


そのかわり、魚の姿も全く見当たりません。さみしい光景です。


この辺りをよく通られる方にも、川の中からの景色は、見慣れないものでしょう。もし行かれる時は足元をしっかり気をつけて、転ばないように。


JRの鉄橋の真下にその石柱はあります。刻まれていた文字は、なんと“平安橋”です。
それにしても、どうしてこんなところにあるのでしょう。流れてくるような重さではないですから、誰かが何かの理由でここに置き去ったと思われます。


橋脚あたりに見られる30センチ程度の杭のようなもの。何のために?

現在“平安橋”(へいあんはし)と呼ばれているものは、JR鉄橋より40メートルほど川上のところにある、昭和の最後に掛けられた新しい橋のことです。この場所に、井笠鉄道と道が並走して橋がかかっていましたが、今は広い橋一本になっています。

橋の幅からもこの道標を置くところがなくなり、管理できず破棄されたものかもしれませんが、なんとかならないものでしょうか、無造作な扱いに胸が痛みます。





また、JRの鉄橋には川の名も“鬮場川”となっていますが、くじば川とは、誰が呼んでいるのでしょうか、耳にすることもなく不思議です。

“くじば”は元々「公事場」と表記されていて、天領となる以前の、水野公領有時代の名前だと考えている方もおられます。