笠岡市 めがねと補聴器専門店・ツザキが お店の日常と 小さなまちでの活動などを綴ります

2011-03-26

メクリスト・仲谷沙弥香さんの長い一日

先日の高橋悠治・波多野睦美〜ことばを贈るでの、
もう一人の出演者、ではないけど、大事なお仕事、メクリスト。

われらが仲谷沙弥香さんです。

チャポーの40分近い 「砂漠の行進」での、譜めくりですが。
がんばるしかないでしょう。

リハ前に悠治さんと軽く出入りの打ち合わせと、めくるタイミングをやりとり。

「一小節くらい先に ...」

「うん。という位ね、なんか問題があれば合図して。長いから...それだけなんですよ」

(そうかなあ、それだけかなぁ・笑) 



譜面を見つめる仲谷さん。
主宰と譜面を見に行く、どれどれ。

主宰「普通の譜面だったね、図形楽譜でなくて。」
なんてみんなで含み笑い。

先般同じ場所でメインアクトなコンサートを敢行した
仲谷さんにとって、今回はどんな感じなんでしょうか。

「自分のは楽しいばっかりでしたから。いやぁ、今日のほうが緊張しますよぉ。」
「すっごい至近距離で聴けるのはいいなぁ。役得だから耐えてください。(笑)」

控え室で馬鹿話やMac談義で緊張をほぐしたつもりでしたが、
はたしてお役に立てたんかいな...。 

途中、パンフレット中のケージの曲、「18の春のすてきな未亡人」の
人という字が抜けていることがわかって、外が少しあわただしい。


騒ぎを横目に、「人でないわけね...、ひとでなし~」
と、廊下をふわふわ歩いていく悠治さん...。




本番近くなりました。


「まあ儀式ですから(笑)」
と、栄養ドリンクを飲んで、気合を入れてます。
(近代スポーツと皮肉らないでくださいね、音楽にはドーピング検査が
なくって良かった。)


もうひとつの武器はこちら。あっ、ピントが来んかった。不覚。
指サックのスタイリッシュなやつ。あのグリーンとかオレンジの
イボイボでなくって、こんなんあるんじゃね。



って、滑りすぎないと、逆にメクれなかったりして、
とイジる私(笑)。


で、本番です。

一ページ目は本当に紙でできているのでしょうか。
あるいは、ものすごく重いのかも (ふふふ)。

あとはつつがなくお勤めが終わりました。




袖で、「いやぁ、やっちゃいましたよぉ...。」 と仲谷さん。

大丈夫。16年前のここでは、先にはぐり過ぎたページが
パーンと戻ってましたからね...。(いまだから、のお話)

それにあなた以外、誰がこの大役のプレッシャーに
勝てますか。ほんとうに、お疲れ様でした。





すべて終わって、楽しかった打ち上げも、お開き。

「悠治さん、今日のメクリスト。」と波多野さんに声掛けされ、
はにかむ、いつもの彼女でした。


4/3 のライブについては、こちら