あれから一週間たった。
写真は、先週の木曜日に全部現像と編集を終えた。
リハ以外の演奏中をとらないので、枚数は少ない。
カメラを向ける緊張が強く、失敗も一倍ある。
三脚を用意していったが重要なショットほど使えていない。
そう、大事なことは予期なく起る。そして花のように消えていく。
録音については、問題なく録れていることは確認している。
インデックスを付けるとか、曲間の語りや拍手のレベル設定を
どうするかという、あたり。
以前にも触れたように、厚掛けな処理は無用だし、誰も望まない。
そこでの無造作な編集は、放送やCD収録を見ていても結構多い。
それでいい、記録に過ぎないから、と、あきらめた声はいつもきく。
どんな記録も、真実を残してはいない。
事実があったから真実ではなく、主観で切り取られた断片だ。
忘れていくことにあらがうのではなく、
感情表現に覆いかぶされた奥の、語られなかったことばを
残したい。