“あらゆる意味にでっちあげられた数章”を聞く というか、流れていた。
第3曲、「囚われ人の嘆き」で聞き覚えのあるフレーズが、変形していく。その時、雨が止んだ。んーと、この景色は...なんだっけ。
光がさすように思い出す。そうか、「雨の庭」か、それが記憶の獄中から解放されたわけではないが...
「初めて会った時から私はドビュッシーに魅かれるものを感じ、絶えず彼の傍で生きたいと思った。幸福にも私は30年間に渡ってその願いを叶えることができた。」Erik Satie
そんなドビュッシーとの別懇を 獄中で過ごした人物・ラチュードと重ね合わせた、サティの友情はしぶとい。
(23:00加筆)