笠岡市 めがねと補聴器専門店・ツザキが お店の日常と 小さなまちでの活動などを綴ります

2014-08-18

SHISEIDO SUPER MILD シャンプーの買い手事情


もう何年目になるのかわからないんですが、資生堂のSUPER MILD シャンプーを使い続けています。

特別気に入っているというよりも、

・ほどほどのお値段で
・シャンプーとリンスが別になっていて
・あまり香料や、サラサラにする成分が強かったりでなく

で、定番になっているのです。今では僕しか使わないということもあって、ストックが切れたら自分で買いに行きますが、最近のSUPER MILDには 「大切な人の髪に、信頼できるものを。」と書いてあるのが、気になり始めたのです。

店頭で誰が手に取るかを想定して、キャッチコピーは書かれるのですから、ターゲットを昨日はイメージしてみました。まず買い手は違うシャンプーを使っていることが、想像できます。“パパ♡フロ”と絵まで付いていることからも、お風呂の外で湯上がりを待ち受けるのが、奥さんの役割のようです。

元々家族で兼用だったものから“香料がくどくないので男性も使う”というスタイルができあがったのか、奥さんだけがよりフェミニンな香りとヘアスタイリングに特化していって“男こども”が居残ってしまったのか。いずれにしろ、資生堂は商品のポジションをじっくりと、でも意識的に変えています。

それは、何回かリニューアルしている同シリーズのボトルの、ターゲットの変遷を思わせるコピーの変化が語っています。「モイスチャービタEで髪滑らか、地肌すこやか」→「信頼できるもので、髪そのものを美しく。」→そして、現行の「大切な人の髪に、信頼できるものを。」 当初は成分の有効性を理詰めに、そして徐々に、素材の安心感を前面に押し出してきていますね。

そこだけ見ると、一見大事にされているような父親^^;ですが、たぶん僕と一緒で、あまり選べていないだけなのかもしれません。スーパーには果たしてミドルなパパにぴったりのシャンプーって、あるのでしょうか。ありがちな制汗一直線の柑橘系やスポーティでクールな香りでもなければ、なよっとしたフローラルでもない...。