主にデジタルに持ち替えてからは、人に喜んでもらうこと、
繋がっていくきっかけになることが、支えになった。
一方で、フィルムはすっかり忘れられようとしている。
そこにはアナログ特有の技術や蓄積がある。
長い間、それを支えてきたプロたち。
そんなプロの現場をも、コスト至上の市場原理が席巻する。
アマチュアの及ばない、プロが大事にしてきた仕事のフローが、
無情にも時の蛇行に押し出される。
それでも密かに撮り続けることを あなたは 慈しめるのか。
歌をとりあげられ たちどまり うずくまっても
透明な音楽を いつか心が とめどなく奏ではじめる