笠岡市 めがねと補聴器専門店・ツザキが お店の日常と 小さなまちでの活動などを綴ります

2017-02-17

ネグロス・キャンペーン岡山機関紙「からばお」



昨年で30周年を迎えるネグロス・キャンペーン岡山(JCNC岡山)が発行しているニューズレター「からばお」初回号の1991年夏号からお借りしています。

主に編集上の興味からお借りしたのですが、1991年といえば、まだこうした機関紙を作るには、今のように豊富な機器を駆使できる時代では、なかったように思います。そんな中、手で作る良さを生かしながら、柔らかく読みやすい紙面づくりに工夫されている様子は、こうした広報誌づくりにかかわる方たちに共感を生むであろう、示唆に富むものだと感じました。

主・客のバランスをとりながら、“読ませる”主張のあるものを作ることは、とても根気のいる作業なのですが、伝えなければならない事実を色付けしないように、かといって文字量そのものに埋没しないようにするには、やはり工夫ある装丁やレイアウト、ページにおいては適度なイラストなどが重要です。

そのため多くの機関紙(そして新聞も)がビジュアル志向になっていくのは、自然な流れではありますが、それ以上に機関紙として最も重要な「伝えたいことば」があるかどうか、そこが最後の一押しというか、厳しく存在意義だと思います。同誌がボランティア広報紙コンクールで優秀な成績を収めているのも、至極正当な評価です。

ところで、「からばお」というのはフィリピン・ネグロス島の水牛のことだそうです。水牛とは別の水牛。ここにも水牛がいます。