笠岡市 めがねと補聴器専門店・ツザキが お店の日常と 小さなまちでの活動などを綴ります

2012-12-21

ネジ折れは手強い

店頭でできるフレームの修理で最も手強い部類が、
「ネジ折れしているネジを抜く」という作業です。

うまくいくと数分で抜ける場合もありますが、錆びていたり
曲がって折れたりすると、なかなか時間がかかります。

修理に出せばほぼどんなものでも抜けるようですが、
そのぶん納期が長くなるし、お客様渡しの費用も膨らむので、
目と手がついていく間は自分でやろうと、頑張ってます。

ハンドドリルを使って1.2~1.4ミリのネジの中央を打ちぬき、
そのあとを同じ大きさか、0.1ミリ太いネジを入れなおすという
仕事です。

折れたネジのどまんなかに、うまく窪みを作ることができれば
速いですが、もしできなかったらやってるこっちが凹む、というわけ。

まあ、集中力のいる仕事であることは間違いないですが、
とんでもない作業かというと、ドリルを通してネジの硬さが指先で
感じられる方なら、できるようになるのではないでしょうか。

この写真では、すでにネジ抜きが終わって嬉しそうにタップで
ネジを直しているところですが、取りかかり当初は結構引きつっていて、
とてもお見せできるようなものではございません(笑)。