会場に行く前から、満たされてしまっている気分があるし。
帰ってからも、心情をくどくど書き連ねるのも、ちょっと。
他公演終了直後から、すぐにセットリストが手に入る時代。
ながめつつも、他にも聴かせてほしい曲はいっぱいある。
ただ、今となっては、到底実現しそうにない顔ぶれ、
故人さえ含むようになってしまったのだから、
そんなことは、夢また夢に過ぎない。
僕は教授の、特にポップスでの弦のアレンジ
(あるいはSynthでのオーケストレーション)が好きだ。
矢野顕子「風をあつめて」、大貫妙子「愛の行方」「春の嵐」...。
岩崎宏美「パンドラの小箱 reprise」(筒美京平さんのクレジット
だが、これはそうでしょ;)。
森俊之さんが「君は弦が書けるかね」と尋ねられたのも、
なんだかわかる。
さて、「風の道」のこと。
Rajieが歌った時が、教授のアレンジ。
ター坊が歌った時は、Jean Musyのアレンジ。
時を経てGroove Dynasty 2000に出演したときにも、
そこに教授は、いない。
今回、この曲をやっとお二人そろってミニマムなスタイルで、
(おそらく)聴かせてくれることは、長いファンの僕にとって、
一里塚、もとい、休石だと思う。