笠岡市 めがねと補聴器専門店・ツザキが お店の日常と 小さなまちでの活動などを綴ります

2019-02-14

より敬老

屋外のヒーター。どうしてなかなかそばは暖かい

気が付くと2年もたっていましたが、久しぶりに映画に行きました。そうそう、「ハッピー55」も、免許等を出すように言われなかったのは、もう見ればわかる、ってことなんですかねぇ。つらいヴァレンタイン・デイ^^
福山でもいいのですが、上映時間と回数の都合で、今回もどうしてもこちらになってしまいました。

今日は「FIRST MAN」を観てきました。

例によってネタバレは慎みたいと思いますが、基本、史実に基づいたストーリーは、どんでん返しなどなく続いていくわけで、それ自体が冗長さは不要です。どのように、地球上の日常を生きる人間との時間の共有を織り込むかが、本作の見せ場だと思います。その時間配分のうまさは、娯楽映画として完成していて、設定説明のクドさなどは、微塵もありませんでした。

また、とても音楽や音響のあしらいに小技が効いていて、例えばエレベーターで発射タワーを登っている場面など、柱の影が通り過ぎるタイミングに合わせたスネアのロールなどは、小気味よく緊張を盛り上げていましたね。何度も現れるテーマ曲の、テルミン(本物?)とハープの組み合わせも秀逸でした。

クレア・フォイの役になり切った自然な演技が、光ります。それでも、映画として万人にお勧めか、と問われれば、やはりこの時代を生きてきた人でないと、このフィルム的な「掠れ」の良さは伝わりにくいかもしれません。そこはやはりマニアックw