前からあったかのように収まっている |
先日、手持ちのオーディオインターフェイスが故障してしまったので、入れ替えとなってやってきたのが、TASCAM US-2x2。iPadでも使いたいのでACアダプター(5V)も、後日追加しますが、ひとまずは自宅のノートの裏手に陣取りました。
いまのところ圧倒的にリスニングの時間のほうが長いのですが、レコーディング使用時においても、マイクプリも贅を尽くした高音質志向より、要る時に手慣れた機材で、サッと現場に溶け込めるようなもの、シンプルでD.Iに近いタイプの方が、ヒューマンエラーによる失敗が無いものです。
音質については、ラインもヘッドホンも、硬質な印象はありますが、ザラつかず輪郭のはっきりした素直な音で、ひとつ一つ確認しながら聞いていくようなモニター的な聴き方にも、不足なく使えます。
また、各ボリュームも、このクラスとしては絞り込んだ時でも音質にバラつきがなく、定位の良い点が、小音量でも気持ちよく使えて嬉しいです。この音量を下げても変化が少ないかが、最近は重要になりました。長時間音量が大きいと、作業の根気が続かないのです。年を取ったのでしょうね・笑
MIDIもUSB-MIDIでなく、DINタイプでついてる方が、手慣れた旧型マスターキーボードやリズム音源と組み合わせやすくってありがたいですね。
ラインアウトも、バランス出力になっているのにケーブルで使い分けられるフォーンタイプというTASCAMお得意のスタイルに、ニヤリとする方も多いでしょう。
(2015/8/29追加)
一つだけ気になる点は、当方使用のHPのサブノートでは起動時に接続したままですと、OSが起動しません。これは後日ACアダプターで電源を追加しても、状況は変わりませんでしたし、Win.8.1→10へのアップデート後も変化はありませんでした。USBケーブルを抜き、電源スイッチの再投入しかないようです。
とはいえ、潔く機能を絞りながらも、目先の華やかさにとらわれない実用品。本機はそんな定番と呼ぶにふさわしく使いやすい製品として、広くお勧めできると思います。