Nikon F4 |
先日、部分日食を撮ったときに使ったのは、もうデジタル以外の何物でもないとはいえ、機材チョイスのヒントになったのは、このフィルム機 Nikon F4でした。
正確な1/8000秒のシャッターなんて、いったいどんな時に使えるのだろう、単にオーバースペックではないかと、同機を所有しながらも必要としたシーンは今までありませんでした。
しかし先日のように雲を通してもなお明るい状態で、NDフィルタなしの 1/8000秒・F11・ISO200で適正、とくれば、これは同じ条件だったら同機の出番は十分にあり得たわけです。
フィルム機において、これでないと撮れない被写体、という組み立て方は確かに年々薄らいでいるわけですが、あまりに楽なフローに慣れてくると、とてつもなく何かが欠落していってる気がしました。
出来上がりまでを読み切るというのは想像力であり、創造力、です。