庭の池の橋の下、ゴミかごに入れて沈めているカキの殻です。
あんまり汚れてきたようなので、引き上げて洗ってみようと水揚げしたところ、2年前、カゴにてんこ盛りだった殻が、ずいぶん目減りしていることに気がつきました。
り・君がくれた、笠岡諸島の美味しい殻付きカキのものですが、最初とっても重く分厚かった殻が、外側は色が薄くなり、内側は白い部分が厚みがなくなってピラピラ、透かして外側の色が見えるほどになっています。
硝酸の値が高いと早く溶けるそうですし、最近は池に降り流れこむ天水も、酸性傾向と思われます。中性にむかって必要なだけが溶け出す、というカキ殻の好都合な性質は、池のpH安定に一役買っている様子です。
冬の間は水温の安定を優先するので、ウォータークリーナーは止めているため、生物活動が活発になる春は、急速に水質が悪くなることがありました。数年来の様子でみると、水から悪臭がするような最悪の事態は、確かに減ったように思います。
作業を終えながら、もっと殻がピラピラになった頃には、またどこからかカキがやって来ないかなあ、と天に向いて独り言^^