2018/12/07-21:18:58 |
前回の夏から、みるみる間に時間が経ってしまったような気がする。Yuckyに初めて触れたのは、その日のアコーディオンを弾き歌う弾く姿だけだったが、鍵盤一式とはいえ、今回は全く違った顔を見ることになった。
ピアノに向かうYuckyは、壁の向こうから呼ぶ何かと、静かに交感しているようにも見える。そしてぽっかり空いた暗闇への入口かのように、鍵盤は、その名のように「鍵」を並べて待っている。
アコーディオンを抱く時のフィジカルなもどかさを ピアノにはぶつけない。歌は時に抑揚をつけながら、揺らぐ調律の狭間を漂っていく。
ジムノペディを織り込み 風をはらんだ帆船が、そっと目の前で泊まる。