花火大会の折、ここに警備で立ちましたが、すでに草は伸びていました。
先日の昼下がり、この二股にわかれた石垣に差し掛かると、ご近所のお・さんが強い日差しに立ち向かうかのように、隙間の雑草をきれいに抜いておられました。
「坂を降りるとき、草が邪魔して石垣によかれんのよ~」
確かにその通リジャマなんですが、こんな自宅から離れたところの掃除を 足が不自由になっているあなたにお願いしていいものか。
更に、「カラダを動かさんと、ますます動かんようになるからね~」といわれ、返す言葉に窮してしまいました。
誰かの為にする掃除のほうが、まだできるような気がします。自分が通る道を人に甘えず、自らの手で掃除をやり抜く強い精神力に感服したものの、なお障がい者へ差し伸べる手の思いがけない難しさに、身悶えしました。