笠岡市 めがねと補聴器専門店・ツザキが お店の日常と 小さなまちでの活動などを綴ります

2015-08-15

Aragon



盂蘭盆会から帰ると、届いていました。昨年、29年ぶりに待望の再CD化を果たした「Aragon」。

スタープレイヤー・今剛が参加しているということよりも、林立夫が強い思いで、コツコツ作り上げたことに、興味を引かれます。16年前、タイプの異なるドラマー5人を中心に企画された「Groove Dynasty 2000」では、このアルバムからオープニングが「力車」、そしてエンディングで「horridula」が披露されました。林自身もインタビュー中、同ライブを“夢の実現のひとつ”と表現したことも、とても印象的でした。

土着的なリズム隊と、虚空を舞うスキャット、そして粗いテクスチュアが網のように広がる往時の最先端デジタルシンセが、高い密度で溶け合った、音楽のオーパーツです。

当時、貧乏学生のくせに、こんな地味なレコードをジャケットを見ながら嗅覚で探しだしては、周りに勧めておりましたよ。