2つのバロックチェロとリュートによる
バロックソナタの愉しみ
中村 仁、中嶋 寄惠(バロック・チェロ)
佐野 健二(リュート)
ヴィヴァルディ:チェロと通奏低音のためのソナタ変ホ長調RV39
ザンボー二:リュートのためのソナタ第9番
バリエール:チェロと通奏低音のためのソナタ第4番変ロ長調(第3巻)
他
2024年2月10日(土)
福山アライアンス教会(福山市三吉町1丁目8-5)
開演 14:00(開場13:30)
一般:予約・前売 3,000円(当日3,500円)
25歳以下・75歳以上:予約・前売 2,000円(当日2,500円)
小学生:保護者同伴につき無料
障がい者:1,500円(予約・当日とも)
予約・問合:ジャズ大衆舎 070-5304-6588 jazztaishusha@gmail.com
Satie coffee(尾道市西土堂町10-26)
開演 18:00(開場17:30)
3,000円+1オーダー
予約・問合:Satie coffee
Instagram satiecoffee
satiecoffee@gmail.com
ヨーロッパ・バロック期(17〜18世紀)の器楽曲は、メロディを担当する楽器とそれを支える通奏低音によって、構成されていました。面白いことに、メロディ楽器は指定されていましたが、通奏低音にあたる楽器は指定されていないのが通例でした。この演奏会では、一方のチェロがメロディを担当し、もう一方のチェロとリュート(ギターの前身の撥弦楽器で18世紀に廃れた)が通奏低音を担当します。通奏低音にあたるチェロとリュートが全く同じことを演奏するのではなく、楽器の性質上、チェロはより旋律的で、リュートはより和声的な表現をすることにより、豊穣な音楽空間が創造されます。
2人のチェロ奏者は、メロディと通奏低音を互いに分け合って担当するため、それぞれの個性が端的に表われ、それもこの演奏会を愉しむ大きな魅力になるでしょう。
チェロは、もちろんバロック様式の、エンドピンがなくガット弦(羊の腸を撚り合わせた弦)を用いたものを使用し、あくまでも作曲家が生きていた時代の音を追究します。