前回、入り口までをお目にかけた「僕、馬 I am a HORSE @公文庫カフェ」ですが、会期が終了したので、中の様子もアップします。
ルーペが上から吊るされていて、コンタクトシート(ベタ焼きといったほうが、ムカシ人間の僕には馴染むんですが・笑) をつぶさに見ることができます。
ベタには、小さくても圧倒的な情報量があります。また、撮り進んでいった前後の関係性や、
前回の私どもの店内で展示した時に、見ていたつもりで見落としていた部分にも気がついたりします。
「旅」を俯瞰する感覚も、日が経ち、展示を重ねてこそ自信を持てたものかもしれません。絞りこまれて写真集になったのと全く別の表現の方向が、そこにはありました。
最初、部屋のインテリアの一つのように溶けこみすぎている、と感じましたが、こちらから分け入る姿勢がなければ、フレームの一つひとつに刻まれた何物も見出すことができないという設定に、優しい皮肉を見た気もします。
ところで、このBloggerの写真の扱いが最近変わったようで、ひとつ困ったことがあります。それはアップする写真に対して、勝手に明るさが変わる設定が入るようになったことです...。
わざと暗めのトーンにしている写真まで、平均をとった明るさに無理やり変えなくてはならない理由は、なんなのでしょう。暗い写真には暗くしたい理由があるのに、それこそ興が醒めます。