笠岡市 めがねと補聴器専門店・ツザキが お店の日常と 小さなまちでの活動などを綴ります

2016-08-07

古楽アンサンブル・ストラディヴァリア(フランス・ナントより) /ロココ時代の室内楽 のご案内



古楽アンサンブル・ストラディヴァリア(フランス・ナントより)
/ロココ時代の室内楽
モーツァル:ディヴェルティメント集K.136〜138
チェルヴェット:2つのチェロのためのディヴェルティメント ニ短調
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第13番 ニ短調 K.173
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.30-6(G.324)「マドリッド夜警隊の行進」

2016年10月10日(月祝) 16:00開演(15:30開場)
福山アライアンス教会 (福山市三吉町1丁目8-5)
※会場付近に駐車場はありません。本通り・福山駅周辺の有料駐車場をご利用のうえ、徒歩でおいで下さい。

前売・予約¥3,500(当日¥4,000) 高校生以下¥1,000(予約・当日のみ)


ストラディヴァリア(バロック・アンサンブル) Stradivaria
ダニエル・キュイエが、1987年にナント市で結成したバロック・アンサンブル。作品が生まれた当時の演奏スタイル、楽器、フレージングを用いることで、豊かで柔らかいサウンド、多彩なハーモニーを生み出し、多くの舞台で賞賛を受けている。フランス国内のバロック音楽祭、パリのシテ・ドゥ・ラ・ミュージック、そしてラ・フォル・ジュルネで高い評価を得ている。日本では新・福岡古楽音楽祭や東京でのラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(熱狂の日)音楽祭に出演している。録音でもフランス内外の評論家から高く評価されている。なかでもバッハの『チェンバロ協奏曲』はフランスの専門誌クラシカで「2009年衝撃の1枚」と評され、イギリスのグラモフォン誌でも「クリティクス・チョイス」 に選ばれた。
ダニエル・キュイエ (ヴァイオリン/ストラディヴァリア音楽監督)Daniel Cuiller, Violin
幼少期よりヴァイオリンをはじめ、才能を発揮する。ウィリアム・クリスティ率いるバロック・アンサンブル「レ・ザール・フロリサン」の第1ヴァイオリン奏者を1986年まで務め、翌年ストラディヴァリアを結成し、この団体をフランス随一のバロック・アンサンブルに育て上げた。2006年にはモントリオールのアリオン・アンサンブルのリーダーとしてジャン=フェリ・ルベルによるバレエ作品を指揮し、オーパス賞を授与される。ストラディヴァリアの20周年を記念して作曲家F.ルベル(1701-1775)とF.フランクール(1698-1787)による叙情悲劇「ピラムとティスベ」の手稿改訂を手掛ける一方、アンジェ=ナント・オペラシリーズの指揮者も務めるなどその活動は多岐に渡る。また作曲家アンリ・マダン(1698-1748)による作品「テ・デウム」(1742年)を発掘・改訂し、ヴェルサイユ宮殿のロイヤル・チャペルにて演奏・ライヴ録音を収録し、高く評価されている。教育面でも活躍し、1992年から2002年までパリ国立高等音楽学校にてバロック・ヴァイオリンの教授を務めたほか、欧州はもとよりアジア、アメリカでもバロック・アンサンブルの指揮者・指導者として招聘されている。

カトリーヌ・ジラール・バルサ (ヴァイオリン)Catherine Girard Balssa, Violin
ウィリアム・クリスティ率いる「レ・ザール・フロリサン」に参加し、セカンド・ヴァイオリンの首席奏者を務める。またクリスティ率いる小編成の楽団のメンバーとして国際的に活躍。後にストラディヴァリアの首席奏者として招かれる。1997年よりパリ7区音楽院にてバロック・ヴァイオリンの講師を務める。

ソフィー・セルフ (ヴィオラ)Sophie Cerf, Viola

ソルボンヌ大学で学士号を取得したあと、パリ国立高等音楽学校で研鑽を積む。1992年にフランス・ナショナル・ヤング・ヴィオラ・コンペティションで優勝。エマニュエル・クリヴィヌ及びマレク・ヤノフスキ指揮の下、フランス国立青少年管弦楽団のヴィオラ奏者を3年間に渡って務める。ストラディヴァリア、アンサンブル・ドルチェ・メモワール、ル・コンセール・スピリチュアル、ル・チェンバー・フィルハーモニク等、数々のバロック楽団の国外ツアーに同行。録音にも多数参加しており、その内容はルネッサンス、バロックからロマン派までのオーケストラ、室内楽と多岐に渡り、その時代に忠実な楽器で演奏されている。現在フランス、シャルトル市の国立音楽・舞踏学校で教鞭を執っている。

マリオン・マルティノー (チェロ)Marion Martineau, Cello
パリ音楽院にてロラン・ピドゥに師事し、審査員満場一致の首席で卒業。その後2008年から2011年にかけて同音楽院のC.コワンによるヴィオラ・ダ・ガンバのクラスで最高位を授与される。フランス放送フィルハーモニー管弦楽団へ度々招待され演奏しているほか、レ・タラン・リリク、ストラディヴァリアやル・コンセール・ダストレといったバロック・アンサンブルとも共演を重ねている。ヴィオラ・ダ・ガンバでも、ヴィオール・アンサンブル「シット・ファスト」に参加するほか、酒井淳氏と共にバス・ヴィオールのデュオを組んで、17~18世紀の作品から現代曲まで幅広いレパートリーを手掛けている。

酒井 淳 (チェロ)Atsushi Sakai, Cello
1975年名古屋生まれ。才能教育研究会でチェロを始める。1986年に父の転勤に伴い渡米。R.レナード、H.シャピロ、堤剛の各氏に師事。その後渡仏しパリ高等音楽院でP.ミュレール、C.イヴァルディ、C.コワンの各氏にチェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、室内楽を師事。1991年日本音楽コンクール第2位。1997年大阪文化祭賞受賞。現在はフランスを拠点に、チェロ奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、指揮者として多方面で活躍。レ・タラン・リリクやル・コンセール・ダストレなどの古楽アンサンブルの通奏低音奏者として、数々の演奏会とCD録音を手掛ける。室内楽にも力を注いでおり、シット・ファスト(ガンバ・コンソート)やカンビニ弦楽四重奏団を立ち上げ、いずれも高い評価を集めている。
ソロでは、フランス・ヴィオール音楽のスペシャリストとして定評があり、近年フランスのディジョンやリールのオペラ座、オペラ・コミック座にて、シャルパンティエやモーツァルトなどの指揮し、成功を収めている。