前回、F-801のお話が続きましたが、その顛末。
大貫妙子さんの愛機の話の中で
「おやっ、これは801Sだし、直してたのは801じゃないの?」と
つぶやかれたかもしれません。
結局801、空打ちでしばらく動いていたものの、今度は
全く電源が入らなくなってしまいました。
電気フィルムカメラのいけないところは、そこなんですよね。
全く手も足も出なくなる不安があっては、気持よく持ちだせません。
外装の悪い801の動作品を連れてきて、美品レベルの手持ちの
801から外装パーツを移し替えることにしました。
で、届いた801を見て、しばらく僕も気が付かなかったんですが、
「Sがついとるじゃないかぁ」 と...(苦笑) ホント外観で一文字なので。
ネジやマウント、ラバーグリップや、照明ボタンといったところを
移植、かなりきれいになりました。
801Sって、F4ジュニアというより、なぜか他社のEOS-1Nに
フィーリングが似てるんですが、今日フィルム入れてシャッター切った時、
パシャーッていう音が、なにか同じ感じなんです。
目玉の1/8000のテストをいろいろなレンズで試しました。
そんなに高速シャッターがいるのかっていう方もいますが、
400で開放近くなると、屋外では軽々振り切ってしまいますから、
安心感ある1/8000はこのボディの持ち味でしょうね。
プリントが楽しみです。