昨日のこと。耳鼻科へ、朝、出かける。
待合で、お顔がわかるようなわからない紳士と
目が合い、軽く会釈。
診察室から出てきた同級生の奥さんと、懇意に
話をされているのを見て、へー、彼女もいろんな人を
知ってるんだな、と感心する。
雨上がりの上天気。朝歩いていなかったので、
てくてくと、学校に校正を取りに行く。
印刷屋さんに届けて帰る途中、前から通りたかった
路地裏を思いつきで歩いてみた。
肩幅よりは広いものの、人一人やっと通るような道。
道幅と同じだけの溝が、並んで流れている。
そこに、今朝の紳士が向こうからやってきた。
なんという偶然なのだろう。
今度は、軽く会釈され、
「こんにちは、よくお会いしますなぁ...。
この道を知っている方は、ほとんどいないでしょう。」
溝蓋の上で、ニコリ笑っておられる。
きっと、僕が誰なのか、ご存知なのだろう。
でも、こちらはヤッパリわからなかった...。
今度、顔の広い奥さんに、教えてもらおうか。