休石 やすみいし
いつ はじまり おわるともない ひとやすみ
2011-04-05
道の切れ目の春
まもなく上の娘も中学生。
グンと遠くなる中学校まで、
二人で歩いてみた。
いまは懸命についてくる娘が、
静かに追い越していくのは、
もう間近のことだろう。
自転車で来ることはあったが、
こうして歩いてみるのは、
久しぶりだった。
風が渡る田は埋められ、
小川のせせらぎまで護岸がされ、
すべて折り目ばかりが正しい。
それでも、自然の営みは縫うように
アスファルトをかきぬき、
小さな花をつける。
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示